kikubonさんより、朗読「無花果の実のなるころに　お蔦さんの神楽坂日記」が公開されました。
“お蔦さん”の神楽坂日記…とあるんですが、物語はお蔦さんの孫の望くんの視点で描かれていきます。中学生で思春期な望くん、本人的には色々思う所はあるでしょうが、ご近所さんにも愛されるかわいくて素直な男の子。お蔦さんはシャンと立った着物の衿のように、粋で芯の通ったカッコイイおばあちゃん。二人暮らしのやりとりはホントに素敵で楽しい♪ あと出てくる食べ物がホント…（よだれ）
そんな二人のまわりで様々なことが起こります。ほっこり人情ミステリ…とキャッチを思いついたんですが、ほっこりだけじゃすまないな、と。考えさせられたり、心がキューとなったり。そんなとき、お蔦さんの一言に救われて心が温かくなる。ほっこり。あれ？ほっこりで間違いないか。本当に素敵な作品です。ぜひ、秋の夜長にお楽しみください。

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